射矢の先には…

こんにちは。
なおみです( ´ ー ` )
今日はお天気ですね。ルンルン気分で出勤です♪

  版画家、棟方志功の代表作に<善知鳥版画巻>というのがあります。
全31柵の大作で、文展では史上最初の特選を得たそうです。
その作品のきっかけとなった能舞台、「善知鳥」。
昨日はこの「うとう」というお能を観に、大濠公園能楽堂に行ってきました。

5つの演目の後に、メインとなる「うとう」があります。

事前に、演者の方の丁寧な解説を聞き、台詞も配布してもらえ、お能って、こんな感じなんだ、というのが少し垣間見えた気がして、大変興味深かったです。

解説者の方からの「能は”ごっこ遊び”と理解していただけたら」とのお言葉に、誘導され、
山の中の小道や、枝に留まる善知鳥、家の中のタンス、能舞台では大道具が実際にセッティングされることは無いので、想像力を働かせてみます。

「ガラスの仮面」を読んだ事がある方は、「逃げた小鳥」の舞台と思っていただけるとわかりやすいかと思います。

「囃し立てる」とは、もともと、お能から来た言葉で、演者を盛り立てるために、お囃子が絶妙なタイミングで入ります。
お囃子の「ポン」とか「カン」といった響きが、シテの心の動き、まさに鼓動のように聞こえ、クライマックスの善知鳥を捕ろうとする場面は、とくに大鼓と小鼓の掛け合いがカッコよすぎでしびれました!!

演者の足さばきや体さばきも素晴らしかったです!

もっとお話したいことはいろいろあるのだけれど、言葉にするのはもったいない。是非、みなさまも芸能や新しい世界に触れてみて下さい。

他の能の演目も見たいなぁと思いました。

私の世界を広げてくれた「善知鳥」の能楽師の方々に感謝です。( ´ ▽ ` )

なおみ

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